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今回は事業再構築補助金の実績報告書作成のポイントを解説します。
事業再構築補助金とは
事業再構築補助金は、新型コロナウイルス感染症の影響やデジタル化の進展など、経営環境の変化に対応するために事業再構築を行う中小企業・小規模事業者を支援する補助金です。
採択された事業者には、設備投資や販路開拓などに要する経費の一部が補助されます。
補助金の交付を受けるためには、事業再構築計画書の提出と、事業完了後に実績報告書の提出が必要です。
実績報告書は、補助事業の実施状況や成果を報告する書類であり、補助金額の確定と支給に必要なものです。
ここでは、事業再構築補助金の実績報告書作成のポイントについて解説します。
実績報告書の提出期限
実績報告書の提出期限は、補助事業完了日の属する年度の終了後を初回として、以降5年間(計6回)です。
初回の提出期限は、原則として補助事業終了年度の決算日の3か月後です。
実績報告書の提出方法
実績報告書は、Jグランツの「事業再構築補助金」メニューから提出します。
実績報告書の様式は、Jグランツの「様式集」からダウンロードできます。
実績報告書の内容
実績報告書には、次の項目を記載する必要があります。
補助事業の概要
補助事業の名称や目的、内容、期間、予算などを記載します。
補助事業の実施状況
補助事業に要した経費や、補助対象資産の取得状況などを記載します。
補助事業の成果
補助事業による売上増加や生産性向上などの成果を記載します。
今後の事業計画
補助事業の成果を踏まえた今後の事業計画を記載します。
実績報告書の注意点
実績報告書は、補助事業の実施状況や成果を正確に報告することが重要です。
記載内容に不備や誤りがあると、補助金の減額や返還の対象となる場合があります。
また、実績報告書には、補助対象資産の取得や設置に関する書類や、補助事業による売上増加や生産性向上を示す書類などを添付する必要があります。
添付書類は、実績報告書の提出期限までに提出してください。
実績報告書作成のポイントまとめ
事業再構築補助金の実績報告書は、補助金額の確定と支給に必要な重要な書類です。
正確かつ漏れのない報告書を作成するために、以下のポイントを参考にしてください。
・提出期限を守る
・正確な情報を記載する
・必要な書類を添付する
実績報告書の作成に不安がある場合は、専門家に相談するのもよいでしょう。
実績報告書作成のサポートサービス
事業再構築補助金の申請や実績報告書の作成をサポートするサービスがいくつかあります。
これらのサービスを利用することで、専門家のアドバイスを受けながら、より確実に実績報告書を作成することができます。
実績報告書の作成に不安がある場合は、これらのサービスを利用することを検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
事業再構築補助金は、事業再構築を行う中小企業・小規模事業者を支援する重要な補助金です。
実績報告書を正確に作成して、補助金額の確定と支給を確実に受けましょう。