コラムをご覧いただきありがとうございます。
数ある補助金の中でも、膨大なボリュームを事業計画書に求められるのが
「事業再構築補助金」です。
まず前提としてお伝えしておきたいのは、
事業再構築補助金の計画書において
「決まったテンプレートはない」ということです。
裏を返せば、自由に記載できるということですが、審査上ポイントとなる点はいくつか存在します。
今回は、テンプレートとまではいきませんが、
事業再構築補助金の事業計画書におけるポイントをご紹介していきます。
◆企業情報と事業内容
テンプレート内容として、事業内容をまとめます。特に提供する商品やサービス、ターゲット顧客等を明記し
新たな事業計画が成功すると考える根拠に繋げていくことを意識します。
経営理念やビジョン等も記載しておくと良いかもしれません。
◆市場分析
この項目でのテンプレート内容としては、ターゲットとする市場とその理由を説明することです。
統計学的属性、心理学的属性、規模等を強調しましょう。
新規事業に選択した立地の理由や期待できる効果等もあると良いかもしれません。
またテンプレート内容としてよく登場するのが「競合他社の分析」です。
競合他社に対する強みや弱み、それに対抗して主張できるポイントを明記します。
◆新事業の内容について
テンプレート内容として以下の内容を記載すると良いでしょう。
●事業機会
・解決が望まれている課題を記載
・顧客に対してどのような課題や弱みを解決する予定か
●新事業内容
・新たに展開する事業内容を記載
・その事業によって、どのように課題を解決できるか
●人員体制
・新事業に携わるメンバーを記載
・事業実施にあたりその人材適している理由等
●ターゲット
・ターゲットとする顧客層を明記
・新事業における市場分析も重要
●マーケティング計画
・顧客に展開するための方法
・どのチャネルやプラットフォームを利用するか等
●事業開始に向けたスケジュール
・どのように事業を開始するか
・事業開始までの進むべき段階等
●必要な資金
・必要となる資金
・資金の調達方法
◆最後に
いかがだったでしょうか。
今回の記事では、事業再構築補助金における「事業計画書のテンプレート」について解説しました。
事業再構築補助金の事業計画書を準備する方はぜひ参考にしてみてください。
今後も経営に役立つ情報を随時発信していきますので、是非ともチェックしてください。